的を射た?得た?誤りがちな語句・日本語表現25選

的を射た?得た?誤りがちな語句・日本語表現25選

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誤りがちな語句に気をつけましょう

「その考えは的を得ている」

よく聞く表現ですが、正しくは「的を射ている」であることをご存知ですか?

以前誤りやすい慣用句についてご紹介しましたが、慣用句以外にも誤って覚えている語句は多いものです。

参考:
押さえておくべき慣用句の誤用表現26選

間違いは、単純に名詞や動詞、助詞の使い方に限りません。意味も誤って使っている場合があります。

そこで今回は、誤って使いがちな語句の正しい表現や意味について説明したいと思います。

誤用例1.名詞、動詞の誤り

愛想を振りまく→愛嬌を振りまく

正しくは「愛嬌を振りまく」もしくは「愛想がいい」と使います。

一同に会する→一堂に会する

正しくは「一堂に会する」です。同じ場所に集まる意味と勘違いして使ってしまう人が多いようです

垣間見せる→のぞかせる、うかがわせる

慣用句の「垣間見る」は意味が違い、ものの隙間からチラッと見ることを言います。

笑顔がこぼれる→笑みがこぼれる

正しくは「笑みがこぼれる」です。つい使ってしまいそうです。

口車を合わせる→口裏を合わせる

正しくは「口裏を合わせる」または、「口車に乗る・乗せる」です。

公算が強い・弱い→公算が大きい・小さい

正しくは「公算が大きい・小さい」です。

製薬メーカー→製薬会社

正しくは「製薬会社」「薬品メーカー」です。

製薬とメーカーは意味が重複しています。

駐日アメリカ大使館→在日アメリカ大使館

他の国の場合も同じです。

日本に駐在するアメリカ合衆国連邦政府が派遣した特命全権大使「駐日本国アメリカ合衆国大使」との混用です。

眉をしかめる→眉をひそめる

正しくは「眉をひそめる」です。「顔をしかめる」との混用から生まれたものでしょう。

寄る年には勝てぬ→寄る年波には勝てぬ

いくら頑張っても、年をとることには逆らえないという意味です。

「年が寄る」のを「波が寄る」にかけています。

耳障りがよい→耳に優しい

「耳障り」とは聞いて不愉快に感じることです。

「耳に優しい」「聞こえが良い」などに言い換えると良いでしょう。

誤用例2.意味や使い方の誤り

意味を間違えて使っている語句は意外と多いものです。

例えば有名なことわざ「情けは人のためならず」も、多くの人が間違った解釈で使っています。

「人に情けをかけて助けても、結局その人のためにならない」ということではなく、「人に情けをかけることは、巡り巡って自分のためになる」ということを指します。

参考:
押さえておくべき慣用句の誤用表現26選

雨模様

本来は雨が降りそうな空の状態を指しますが、最近は「現に雨が降っている状態」や「降ったり止んだりを繰り返す状態」を指して使われることが多くなりました。

一姫二太郎

子育ては最初が女、2番目が男の方が育てやすいという意味です。女1名男2名という解釈で使うのは誤りです。

確信犯

本来は、宗教・政治・思想的確信のもと正しいと信じてなされる犯罪、またそれを行う人のことです。(思想犯や政治犯など)

最近では、悪いこととわかっていながら行われた犯罪や行為、またそれを行った人のことも言うようになりました。

気が置けない人

正しくは遠慮や気兼ねの要らない人のことです。

最近は反対の意味で使う人もいますが、油断できない人や気が許せない人の意味で使うのは誤りです。

さわり

音楽の聞かせどころ、劇や小説の見せ場、盛り上がる部分のことです。

出だしや最初の部分の意味で使う人が多いですが、誤りです。

敷居が高い

正しくは、不義理をしたことから、その人の家に行きにくいことを指します。しかし最近では、高級、上品すぎて手が出しにくい、ハードルが高いという意味で使われることが多くなりました。

他山の石

「よその山から出た、つまらない石」から転じて、他人のつまらない言行でも自分の知徳を磨くための参考にするという意味です。

他人の立派な言行を良い手本にする意味ではありません。

鳥肌が立つ

正しくは、恐ろしさや寒さのために皮膚がざらつく状態のことです。最近多いのですが、感動の意味で使うのは誤りです。

煮詰まる

正しくは、議論や意見が出尽くして結論を出す段階になることです。行き詰まるの意味で使用するのは誤用です。

破天荒

正しくは、これまでなし得なかったことをすることで、未曾有と同義です。近年意味が拡大し、豪快で大胆な人の様子を表す場合にも使われています。

べき

「べき」は「べし」の連体形なので、文末には「である」「だ」「です」などの形をとる必要があります。

そのため、文をこの形で止めるのは誤りです。

魅せる

こちらもよく見かける表現ですが、「◯◯が魅せた」「魅せる演技」などは文法的に誤りです。

「見せる」とかけた当て字表現から転じて、一般的に使われるようになりました。

正しくは「魅する」「魅した」です。「魅了する」でも良いでしょう。

役不足

本来は役者が自分の役を不足として不満を言う意味です。「荷が重い」「大役すぎる」という意味の「力不足」と混用して使われることが多いので注意しましょう。

募金

募金とはお金を募ることです。

そのため「募金を集める」は誤用で、「寄付を集める」が本来の使い方です。

また、寄付とは「金銭などを送る」ことです。

募金に応える行為は「寄付、募金に応じる」とします。

誤って使いがちな語句25選 まとめ

時代の移り変わりと共に、日本語も変化しています。「魅せる」のように、本来は当て字で使われていた表現が、いつのまにか新聞や雑誌などで定着してしまうような例もあります。そのため、一概に誤りかというとそうではない場合もあります。

しかし、誤った使い方をすることで、誰かを不愉快にさせたり、誤解を与えてしまったりすることも事実です。

このような誤用は、会話の中ではすぐに訂正できても、印刷物の場合は思わぬトラブルに発展する可能性もあります。

校正や校閲に関わる人以外でも、普段から正しい日本語を意識することが大事です。

本来の意味が合っているかどうか、少しでも疑問に思ったときは一度調べてみると良いでしょう。

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