チラシ、雑誌、新聞…他、印刷物に使う定番用紙サイズ・種類まとめ

チラシ、雑誌、新聞…他、印刷物に使う定番用紙サイズ・種類まとめ

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用紙にはそれぞれ適した用途がある

普段何気なく見ているチラシ、雑誌や新聞、パンフレットなどに使われている用紙には、規定の厚さやサイズがあるのをご存知ですか?

用紙には、サイズや厚さの規定があり、◯◯紙などの種類があります。そして、そのサイズ、厚さ、種類によって、用紙自体の値段や印刷コストが変わります。

もちろん、用紙サイズや厚さ、種類によって、印刷物の用途も変わってきます。
基本の用紙サイズ、厚さ、種類を把握して効果的な印刷を!

またチラシや雑誌などの印刷用途によって、定番の用紙サイズや厚さ、種類があります。

例えば本屋に行ってよく見てみると、週刊誌や書籍などのジャンルによって、申し合わせたかのように同じサイズや厚さになっているのに気づくはずです。

そこで今回は、印刷用途別の定番用紙サイズ、厚さ、種類をご紹介したいと思います。

印刷用途1.スーパーのチラシ

用紙サイズ……A3、A4、B3、B4
用紙の厚さ……45.0kg、55.0kg、63.0kg、68.0kg、70.0kg
用紙の種類……上質、コート、マットコート

スーパーのチラシは、通常新聞折込されることが多いはずです。新聞のサイズはB3より少し大きいくらいなので、収まりが良いB3、または1回折った際に収まりが良いB4サイズが好まれる傾向があります。

A4サイズは、B4のもう一回り小さいサイズですが、A4もB4も折込費用は変わらないため、B3やB4がより使われるサイズになります。

またスーパーのチラシは万単位で印刷をすることが多く、月に何度も新聞折込されるのでコストが安い薄めの紙を使います。

ただし両面印刷では透けてしまうため、60kg〜が望ましいです。

用紙の種類は特に何でも良いのですが、テカリを出して目立たせることが多いため、コート紙を使うことが多いです。

印刷用途2.一般的なチラシ、リーフレット

用紙サイズ……A3、A4、B3、B4、B5
用紙の厚さ……70.0kg、73.0kg、90.0kg
用紙の種類……上質、コート、マットコート

一般的なチラシやリーフレットは、用紙のサイズ、厚さ、種類もさまざまです。

セール情報やイベント告知など、比較的配布が多いチラシは、新聞折込が多いため、スーパーのチラシと用紙のサイズが同じ傾向になります。

不動産物件情報や展示会、健康食品など単価が高い商品、またはライフタイムバリューが大きい商品は、顧客単価が高くなるため、高級感を出すために90.0kgの用紙が使われることも珍しくありません。

用紙の種類は、好みの問題でコート紙、マットコート紙のどちらかが使われます。

印刷用途3.週刊誌

用紙サイズ……A4、B5、AB判(ワイド判:210mm×257mm)
用紙の厚さ……70.0kg、73.0kg、90.0kg、110kg
用紙の種類……中質紙、下級印刷紙、アート紙、コート紙、マットコート紙

週刊誌にもいろいろありますが、今話題の週刊文春や週刊新潮などに代表される報道系総合週刊誌、ビッグコミックや少年ジャンプなどの漫画雑誌は、B5サイズが主流です。

女性週刊誌はちょっと特殊で、AB判もしくはワイド判と呼ばれている大きさが主流です。

また、用紙にはそもそも塗工紙と非塗工紙があり、コート紙やアート紙は塗工紙、上質紙は非塗工紙の種類になります。

週刊誌の表紙に使用されるのは、コート紙やアート紙などの塗工紙が多く、本文(中身)に使われるのは、非塗工紙のなかでも、上質紙より質が下がる中級印刷紙(中質紙、印刷用紙BまたはCと呼ばれるもの)、下級印刷紙(印刷用紙D)です。

そして、表紙と本文(中身)で紙の種類や厚さが変わります。表紙は110kgかそれ以上の厚手の用紙を使います。

本文(中身)でもコンテンツによって使用する用紙が変わってきます。例えば、グラビアページはコート紙やアート紙を使いますし、漫画雑誌の場合は中質紙や下級紙などを使います。

ちなみに少年誌や少女誌などの中身が分厚い漫画雑誌の中身は、ページの途中で色が変わったりザラザラした紙質ですが、それは再生紙を使っているからです。

参考:
マンガ雑誌の紙、なんで色分けしてあるの?

印刷用途4.月刊誌

用紙サイズ……A4、A4変形版、A5、B4、B5
用紙の厚さ……70.0kg、73.0kg、90.0kg、110kg、135kg
用紙の種類……上質紙、アート紙、コート紙、マットコート紙

大きさはさまざまですが、週刊誌より全体的に用紙の質が上がります。

特に表紙となると、雑誌によっては135kgの厚手の用紙を使うこともあります。

また雑誌のジャンルやテイスト、読者層などによって用紙の種類が変わります。

特にファッション誌やインテリア雑誌などの高級感を出したい雑誌の場合は、本文(中身)も高級なコート紙を使用しています。

月刊誌にもジャンルによって違いがあり、例えば文芸誌の本文(中身)は、週刊誌と同じような非塗工紙を使っています。

女性誌は、A4変形版といって、A4の横幅が少し広い版型を使うことが多いです。

印刷用途5.書籍

いわゆる単行本と言われているものですが、少し特殊でさまざまな大きさがあります。

用紙サイズ、厚さ、種類でいうと、一般的に以下が主流です。

用紙サイズ

書籍は、A版B版ではなく、菊判と四六判が使用されます。

書籍用菊判:218mm×152mm(書籍)
書籍用四六判:188mm×127mm(書籍)

全判サイズにはいくつか基準があります。

主なものは、A判(625×880mm)、菊判(636mmx939mm)、B判(788mmx1091xmm)、四六判(788mm×1091mm)の4つの基準です。

参考:
基本の用紙サイズ、厚さ、種類を把握して効果的な印刷を!

また、新書と文庫はそれぞれオリジナルの判があります。

新書判:103mm×182mm(新書)
文庫判:105mm×148mm(文庫本)

新書判のサイズは103mm×182mmが標準といわれていますが、出版社によってサイズが違う場合もあります。

用紙の厚さ

書籍に使用される用紙の厚さは以下が一般的です。

表紙カバー:110kg or 135kg
表紙本体:180kg
本文(中身):90kg

用紙の種類

書籍に使用される用紙の種類は以下が一般的です。

表紙カバー:コート紙
本文(中身):上質紙、中質紙

ちなみに書籍の場合、表紙に帯を付けることが多く、その場合はカラーのコート紙を使うことが多いです。(厚さは90kgもしくは130kg程度)

印刷用途6.漫画本、コミックス

用紙サイズ……A4、A5、B5、B6、文庫判(105mm×148mm)、新書判(103mm×182mm)、他出版社によってオリジナルサイズがある
用紙の厚さ……70.0kg、73.0kg、90.0kg、110kg、135kg
用紙の種類……上質紙、中質紙、アート紙、コート紙、マットコート紙

書籍と同じく表紙カバーにはコート紙を使い、本文(中身)には中質紙や上質紙を使うパターンです。

少年誌や少女誌は新書判、青年誌はB6判を使うことがメジャーですが、出版社によって単行本サイズが違う場合もあります。

印刷用途7.新聞

用紙サイズ……A2、タブロイド判(273mm×406mm)
用紙の種類……新聞巻取紙

あなたが普段読んでいる一般紙やスポーツ紙の大きさはA2です。

輪転機にかけるために大きなロールで納入され、機械パルプ、古紙パルプを含有する新聞巻取紙と言われる専用の用紙を使います。

夕刊フジや日刊ゲンダイなどの大衆紙、馬三郎などの競馬新聞はタブロイド判を使用します。

業界紙や広報紙は業界によって様々ですが、タブロイド版が多い印象です。

印刷用途8.ポスター

用紙サイズ……A1、A2、A3、B1、B2
用紙の厚さ……70kg、90kg、110kg、135kg
用紙の種類……上質紙、コート紙、マットコート紙

制作側の好みによって様々ですが、コート紙やマット紙を使うことが多く、厚さも110kg、135kgが主流です。

印刷用途9.車内吊り広告

用紙サイズ……B3
用紙の厚さ……110kg、135kg
用紙の種類……コート紙、マットコート紙

車内吊り広告に使用する用紙は上記が一般的です。

印刷用途10.カタログ、パンフレット

用紙サイズ……A4、B5
用紙の厚さ……90kg、110kg、135kg
用紙の種類……上質紙、コート紙、マットコート紙

カタログやパンフレットは写真が多いため、用紙種類はコート紙やマットコート紙が主流です。

表紙だけ厚さを変えたり、種類を変えることがあります。

用紙サイズ別印刷用途のまとめ

新聞や雑誌を買ったときに、用紙の大きさや厚さを改めて確認してみると今回ご紹介した内容が実感できるはずです。

もちろん、定番以外の用紙を使う場合があります。

ちなみに、以前ご紹介した用紙の種類はあくまでも代表的な3種類(上質、コート、マットコート)で、実はもっと多くの種類やブランドがあります。

参考:
基本の用紙サイズ、厚さ、種類を把握して効果的な印刷を!

例えば、わたしたちが印刷で主に使用しているのは洋紙ですが、芸術系の写真集や作品集などは、和紙を使う場合もあります。

製紙会社のオリジナルブランドもありますし、模様やエンボスが入った特殊紙というものまであります。

販促物で和紙や特殊紙を使用するには、かなりの費用がかかり滅多に見ることはありませんが、出版物としてはこのようなものも見られます。

書籍でもハードカバーのような製本になると、180kg以上の紙を表紙に使うこともあります。

このように出版物も販促物も、どの用紙にするかは予算やページ構成に関わってくる話です。

印刷用途別の用紙サイズや種類を知っておくと、印刷会社との打ち合わせの時に意思疎通がしやすくスムーズに進行できるでしょう。

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