2016年6月27日

街頭チラシ配りのメリット・デメリットとコツ

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

街頭チラシの配り方にはコツがある?

チラシには、ターゲットや商材によってそれぞれ適した配布方法があります。

例えば、主婦層がターゲットのスーパーのチラシであれば新聞折込が定番ですし、配布先に年齢や性別、家族構成などの細かいターゲット設定があれば、タウンプラスのようなサービスを利用するのも手です。

参考:
代表的なチラシ配布方法5つとメリット・デメリット

このようにそれぞれの配布方法に様々な適性がありますが、今回は手配りにフォーカスを当て、メリット・デメリットやコツをご紹介します。

街頭チラシ配りのメリットとは

まずはチラシ手配りのメリットをご紹介したいと思います。

街頭チラシ配りのメリット1.あらゆる層にリーチできる

手配りは配布するエリア次第であらゆる層にリーチが可能です。

例えば都内でチラシ手配りが多いのは、新宿や池袋の駅前など若者から高齢者まであらゆる層が集まる場所です。このような老若男女多くの人が集まる場所であれば、ターゲットにもリーチがしやすくなります。

街頭チラシ配りのメリット2.ターゲットを絞って配布できる

手配りの場合、見た目で属性を判断し「男性限定」「学生限定」「サラリーマン限定」などターゲットを絞って手渡しすることが可能です。

街頭チラシ配りのメリット3.エリアを選べる

手配りの場合、例えば飲食店のチラシなら通勤で近くを通るサラリーマンやOLに向けて配ってみたり、店舗から徒歩圏内の場所や駅前など人通りの多い場所を選んでみたりと、商圏にピンポイントで配布エリアを選ぶことができます。

街頭チラシ配りのメリット4.コストが削減できる

手配りは新聞折込やポスティングに比べ費用がかからず、自社スタッフの空き時間に配布するなど社内のリソースを効率的に活用することができます。

街頭チラシ配りのデメリットとは

街頭チラシ配りのデメリット1.受け取り率が低い

手配りの場合、チラシを受け取ってもらうハードルはかなり高いです。そのため配り方を工夫する必要があります。

街頭チラシ配りのデメリット2.配布数が少ない

受け取り率が低いため、折込やチラシに比べると配布できる数は少ない傾向にあります。

街頭チラシ配りのデメリット3.人的リソースがかかる

自社スタッフを使う場合、配布可能な時間が配布に適している時間かどうか(人通りの多い時間帯か、ターゲットがよく通る時間帯か)が反響率に影響してきます。

空き時間を使い都合よく配布できれば良いですが、忙しい時間と被ったり、場合によっては新たにスタッフを雇用する必要があったりと人的リソースの負担がかかることもあります。

街頭チラシ配りのコツとは?

街頭チラシ配りのコツ1.用紙サイズを工夫する

新聞折込に大きいサイズのチラシが多いのは、基本的に自宅に届けられることを前提していることと、数多くのチラシの中から目立たせなければいけないから…という理由があります。

しかし、手配りの場合は違います。

A4やA3のような大きなチラシは逆に向いておらず、邪魔にならないB5以下のサイズが適しています。

どうしても大きめのチラシを配りたい場合は、クロス十六頁折りをしてティッシュに入れて配るなど工夫を行いましょう。

リーフレットの種類12:クロス十六頁折り

クロス十六頁折り

長辺の2つ折りを3回繰り返し、表裏あわせて16の面をとる折り方です。

参考:
リーフレットの折り方14種類と用途、制作時や印刷時の注意点

街頭チラシ配りのコツ2.見た目でターゲットを絞る

「とにかくチラシを配りきりたい!」と思って誰にでも配ってしまうのはNGです。

他の配布方法同様、ただ配るだけでは決して反響率はあがりません。

受け取って貰っても捨てられないような工夫が必要です。

ターゲットがズレていると「自分には不要」と判断され大抵は捨てられてしまうこともあるからです。

チラシ手配りは、配布先(人)を選べるのですから、これは大きなチャンスです。

上記の「チラシ手配りのメリット2.ターゲットを絞って配布できる」でも言及しましたが、サラリーマン向けの商材なら背広を着ている男性をメインに、女子高生向けの商材なら学校制服を着ている女性を選んで配る…とターゲットを見た目で判断することで反響率を上げていきましょう。

そのためには配布スタッフへの配布方針の徹底が必要です。

街頭チラシ配りのコツ3.配る場所はターゲットによって変える

見た目でターゲットを判断できても、そもそものターゲットが多く通る場所でないと配布できる枚数も限られます。

サラリーマンやOLがターゲットならオフィス街、大学生向けなら大学の周辺、主婦層を狙うならスーパーマーケットの周辺…など、ターゲットによって配布する場所を変える必要があります。

さらに人の流れや動線を観察し、できるだけ人通りの多い場所を選びましょう。

また、女子中高生がメインなら原宿、サラリーマン向けなら新橋…など地域をピンポイントに限定しても良いでしょう。

街頭チラシ配り4.配る時間や曜日はターゲットによって変える

配る曜日や時間も考慮しなければいけません。

先ほど挙げた例でいうなら、サラリーマンがターゲットであれば平日の通勤時間帯に配るのがベスト。更にオフィス街、背広を着た人に対して配るとよりピンポイントに配布ができます。

主婦層がターゲットなら、夕飯の買い物をするであろう3〜5時、スーパーマーケットの周辺で配布するのも良いでしょう。

ターゲットが多い時間帯を選ぶのも反響率を高めるためのコツです。

街頭チラシ配りのコツ5.ギブアウェイ

受け取って貰えるように、ティッシュや商品サンプルなどのギブアウェイを一緒に配るのはチラシ手配りの代表的な手法です。

ギブアウェイとは、商品購入やサービス利用に関係なく、無料で提供される景品のことです。

店頭で配られるティッシュなどが代表的ですね。また、サプリメントや化粧品などのサンプルもよくある例です。

参考:
顧客心理が鍵!DMの開封率をあげる5つの方法

またギブアウェイは受け取って貰いやすくなるだけでなく、捨てられにくいというメリットもあります。

街頭チラシ配りのコツ6.配り方を工夫する

手配りは、配り方も大事です。

街頭でチラシを受け取るとき、ちょっとタイミングがズレてしまったり、チラシが遠かったりすると受け取るのを諦めてしまうことはありませんか?

タイミングが遅くなったり差し出す手が遠かったりしないよう、空いている手の先を意識して配りましょう。

また、せっかくチラシを差し出しても気づかれないことがあります。できれば笑顔で「お願いしま〜す!」と元気よく声をかけましょう。

街頭チラシ配りのコツとメリット・デメリット まとめ

オフィス街にスーパーのチラシを配っても受け取ってもらえる率は少なく、反響率も低いでしょう。

A3のチラシは邪魔になりますし、おしゃれな美容室のチラシを中年サラリーマンに配っても来店してくれる人は少ないでしょう。

チラシ手配りは配れる数が少ないこともあり、チラシの大きさ、配り方、配る場所、ターゲット…など様々な点に注意して反響率を高める必要があります。

手配りは、チラシの配布方法としては一番手軽な手段です。

ほんの少しの工夫が配布数を伸ばし、反響率を高めます。今回ご紹介した施策をぜひ参考にしてみてください。