もうキョドらない!現場でよく使う印刷・デザイン用語

もうキョドらない!現場でよく使う印刷・デザイン用語

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どの業界にも必ず専門用語はある

どの業界にも、現場で必ず使われる業界に特化した用語があります。

カタカナ語、省略語、なんだかよくわからない語など、その業界にいれば知っていて当たり前、知らなきゃ恥ずかしいという用語は、予め押さえておかなければ、仕事に差し支えるかもしれません。

私たち印刷業界でも、知らないうちに覚え、当たり前のように使っている用語はたくさんあります。何気なく印刷業界外で使ってしまい、後で「あっ、しまった。」と思うこともあります。

そこで今回は、印刷の現場、デザインの現場で使う重要な業界用語をピックアップしてみました。

印刷業界外の方は、「あー、なるほどー。」と思いながら見てください。印刷業界の方は、「ちょっと気をつけよう。」と思いながらみてください。

紙に関する用語

上質紙

極めて普通の紙のことです。会社にあるコピー用紙は、一般的にこの上質紙が使われます。コート紙、マットコート紙に比べて、インクが沈むため、少し暗くなる特徴があります。

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コート紙

コート紙は名前の通り、表面がコート加工されている紙です。紙自体に艶があり、テカテカと光の反射が感じられます。発色は良いのですが、傷がつくと反射で目立ちます。また、手で触ると指紋が残りやすい特徴があります。

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マットコート紙

マットコート紙は、上質紙とコート紙の中間の紙というとイメージです。コート紙にマット加工がされているため、テカテカが抑えられていますが、インクが乗りやすく、発色が良い特徴があります。

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印刷に関する用語

オフセット印刷

オフセット印刷は、一般印刷の代表的な印刷方式のことで、版のイメージを直に紙に転写するのではなく、版に付けたインクを一度ブランケットに転写してから紙に転写する間接的な印刷です。

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オンデマンド印刷

オンデマンド印刷は、パソコンを使って作成したデジタル組版データから、カラーレーザー印刷機によって出力する印刷方式のことで、原稿データを読み取り、複写・製本まで一貫処理できます。

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デザインに関する用語

ラフ

印刷イメージのレイアウトやデザインを下書きしたものです。ただし、ラフは、人によって受け取り方が変わります。何度も「ラフですよ。」と言っているのに、細かい修正指示が出てくることも……。

1.原寸サイズ用紙に手描きのラフ制作
2.デジタルデータでワイヤーフレームに近いラフ制作
3.デジタルデータで最終形に近いラフ制作

さあ、あなたはラフと聞くとどれを思い浮かべますか?1、2、3の順で作業は進んでいくのですが、デザインラフは人によって定義が変わります。

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カンプ

デザイン制作してクライアントに見せるためにプリンタ出力したもののことで、印刷に回せる最終カンプは校了紙とも呼ばれます。

トンボ

トンボとは、仕上がりサイズのそれぞれ角と辺の中央に作成する8つのマークのことで、印刷された紙を断裁するための目印です。各角に作成する4つのトンボは、仕上がりサイズと塗り足し幅を表します。

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商業印刷に必須なトンボと塗り足し処理の基本知識

ペラ

ポスターやチラシなど、1枚の紙だけで仕上げる印刷物をぺら物(端物)と呼びます。反対に、冊子の体裁をとる印刷物をページ物と呼びます。

関連:
ページ物、ペラ物、主な紙形式印刷物7つの種類

推敲

文章の内容を良くするために何度も練り直すことを推敲と言います。よく間違えられるのは、校正です。校正とは、完成した内容の誤りをチェックし、修正作業を行うことを言います。

台割

冊子などのページ物を作る場合、原稿を書く前に全体のページの割り振りを決める行為を台割と呼びます。

面付け

印刷を行う際に、折りごとに各ページが正しく並ぶように配置する作業のことを言います。

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級(Q)数

写植文字の大きさの単位のことで、1mmの1/4である0.25mmを1級とします。Qは、1/4=quarterの頭文字から来ています。

行間

行と行の間のスペースのことを言います。

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インデント

文書の最初を余白にして、文節の区切りを明確にする手法のことです。インデントの余白に決まったサイズはありませんが、1文字分を余白にして、2文字目から書き始めることを一字下げと言います。

組版

文字を主体とした印刷物の文字の組み方やその行為を組版と言います。

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原稿

印刷物を作るのに必要な材料のことを言います。原稿は、文章だけではなく、写真や画像素材も含みます。

ゲラ

校正刷りのことをゲラ刷り、略してゲラと言います。

校正

原稿とゲラを照合して、誤りをチェックし、校正紙に校正記号を使って、修正指示を加える作業のことを言います。

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印刷後はヤバイ…校正で誤字脱字の誤植を見つける7つの方法

表表紙

冊子の表側の表紙のことで、表一とも言います。

裏表紙

冊子の裏側の表紙のことで、表四とも言います。

角版

長方形や正方形など、四角いまま写真を使うことを言います。

切り抜き(トリミング)

写真の中の必要な部分だけ切り取ることを言います。直線で四角くカットすることをトリミング、対象物の形を切り出すことを切り抜きと呼び分けることもあります。

ジャンプ率

タイトル・見出しなどの一番大きな文字サイズと本文(ボディコピー)等のサイズ差の比率のことを言います。

図版率

写真と文章の面積比のことを図版率と言います。たとえば、小説は図版率は0%、反対に絵本は図版率が高くなります。

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校正に関する用語

色校正

作成したデータと仕上がった印刷物の最終的な色味をチェックして、認識ズレをなくす校正のことを色校正と言います。

実際に印刷する紙に、実際に印刷する機械で印刷を行って、色校正を行う方法を本紙校正と言い、カラーマネジメントを行った機械で印刷した色を再現し、プリントしたものを校正する方法をカラーマネジメント校正と言います。

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素読み

校正に回された原稿を使って、文章内の言葉、流れ、句読点などがおかしくないかを確認することです。

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突き合わせ(付け合わせ)

元原稿とデザイン原稿を一字ずつ突き合わせて校正を行う方法です。前校正の直しが入った原稿であれば、前校正前の原稿と突き合わせを行います。

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読み合わせ

1人が原稿を読み上げ、もう1人がチェックという2人体制で、印刷前のデザインを最終チェックすることです。2度、3度繰り返したり、3人で行うこともあります。

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朱字(朱書き)

原稿や校正で印刷された紙に、赤ペンで修正指示を書き込むことを言います。読み方はあかじです。

校了

校正が終了したことを略して、校了と言います。

責了

校了に対して、あなたの責任で校了してください、という意味で使われます。

印刷後加工に関する用語

エンボス

紙・印刷物などに圧力をかけて、凸凹模様の型押しをすることです。

折り(加工)

製本の作業工程のひとつで、ページの順が正しくなるように折っていく作業のことを言います。ページ物の場合、八ツ折り・16ページ折り・32ページ折り、ペラ物の場合、二つ折り、巻き三つ折、外三つ折、観音折が一般的です。

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現場でよく使う印刷・デザイン用語

残念ながら書いていて思いました。これだけの用語量では済まないと……。

今回ピックアップした印刷用語、デザイン用語などは、全体の一部の用語でしかありませんが、私個人がよく使うと感じるものばかりです。

冒頭でお話したとおり、印刷・デザイン業界にいる方は、日々当たり前の様に登場する用語なので、必ず覚えておいてください。

この業界に入って日が浅い新人さんには使い勝手が良いと思いますので、ぜひ参考に。

また、日々感じる業界用語は追記していきたいと思います。

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