2016年6月9日

購入や来店に繋がるチラシとは?8つの必須構成を徹底解説!

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反響率の高いチラシとは?

反響率の高いチラシにするために必要な構成とは何でしょうか?

印刷のスペースには限りがあります。

そのため、商品の詳細や魅力など伝えたい情報が多くても情報の取捨選択が必要です。

商材の魅力を伝える写真やキャッチコピー、目を引くデザイン、読みやすさを意識したレイアウトや文字組…など、チラシは様々な要素を元に制作されています。

そこで今回は、以下のチラシを例にしてチラシの必須構成について解説していきたいと思います。

チラシ

チラシの必須構成1.ターゲットへの呼びかけ

誰のためのチラシなのかを明確にすることは、チラシの構成における基本中の基本です。

今回は「職員の皆様へ」というストレートな呼びかけですが、呼びかけには様々なパターンがあります。

「朝が辛いあなたへ」
「皮下脂肪が気になる方に」
「50歳からの資産運用」

など、悩みに訴えるタイプもあれば、

「渋谷区へお住まいの皆様へ」
「◯◯ご愛用者の皆様へ」
「◯◯カードゴールド会員の皆様へ」

など、地域や利用者を限定して特別感を感じさせるものまであります。

これらに共通するのは、当事者性です。このような呼びかけは、より具体的であるほうが有効です。

参考:
実例で解説!ハガキDMの成功に必要な7つの要素

チラシの必須構成2.チラシの目的/キャッチコピー

読み手はチラシを見て一瞬で「自分にとって必要な情報かどうか」を判断します。

そのためには、「新商品のご案内」「イベントのご案内」「キャンペーンのご案内」など、チラシの目的を一言で表す文言も必要です。

このチラシの目的はアンケート募集とそれに伴うプレゼントキャンペーンの告知です。キャンペーンとは宣伝活動の一種で、一定期間に行われる特定の活動のことを言います。

このチラシでは、「サマーキャンペーン」と題してキャンペーンである旨を提示しています。

チラシの必須構成3.メリット/ベネフィットの提示

読み手にとってのメリットやベネフィットの提示を行うことは、チラシだけでなくあらゆる広告物に必要な要素です。

このチラシでは、アンケートに回答してくれた方に対して、爽快シートをプレゼントする旨を提示しています。

チラシの必須構成4.画像

画像は、チラシにおいて商材やターゲットのイメージを決定付ける大事な要素です。

商品そのものの写真でも良いですが、乳児向けの商材であれば赤ん坊が笑っている写真、シャンプーの画像なら艶やかな長い髪の女性…など、使用後のベネフィットやユーザー像をイメージできる写真やイラストを使うのもおすすめです。

この場合はターゲットである、サラリーマンを想定させるイラストを使用しています。

チラシの必須構成5.オファー

オファーとは特典のことです。オファーを提示することによって、アンケートの回収率を高めます。

オファーとは、ターゲットからレスポンスを得るための特典を提示することです。

たとえば、「クーポン持参で来店すると1割引!」という店舗、「メールアドレスを登録すればセール情報を送信!」というスーパー、などさまざまなオファーが考えられます。

参考:
ダイレクトマーケティングに関する重要用語33選

オファーは何でもよいというわけではありません。ターゲットや商材、店舗型か通販型かによって、何をオファーにするのかを検討しなければいけません。

参考:
チラシに向いている商材とオファー、店舗型と通販型の違い

チラシでは、オファーを魅力的に見せることも大事です。読み手の興味を引くためにも、できれば写真を使いましょう。

チラシの必須構成6.有効期限

意外と漏れがちなのが、チラシの有効期限やキャンペーン期間、応募締め切りなどの記載です。

クレームに繋がることもありますので、記載漏れがないように注意しましょう。

チラシの必須構成7.回答しやすいアンケート

配布側にとって今回のチラシは、アンケートの回収と見込み客のデータ収集が目的です。

チラシの目的によってはアンケートが不要な場合もありますが、申し込みや購入のために記入フォームが必要であれば、併せてアンケートを行うのもおすすめです。

アンケートの回収率を高めるには、回答しやすい選択肢方式にしたり、問題も選択肢も数はできるだけ少なくしたりすることが望ましいです。

参考:
回収率を高める顧客アンケート7つの作り方

チラシの必須構成8.シンプルな記入フォーム

申し込みフォームや問い合わせフォームなど、フォームはできるだけ必要記入事項をシンプルにしましょう。

また個人情報を扱う場合は、別途裏面などに「個人情報取り扱い規約」を必ず記載してください。

Webからの申し込みの場合、規約の同意にチェックをしないと先に進めないことが多いですが、紙の場合はチェックが漏れやすいので注意してください。

「裏面の個人情報取り扱い規約にご同意の上、ご記入ください」と掲載するなど書き方を工夫すると良いでしょう。

反響率の高いチラシとは?まとめ

今回はアンケートがメインコンテンツでしたが、何が目的かで必須構成は変わります。

商品の購入促進が目的であれば商品のキャッチコピーやベネフィットを大きくクローズアップする必要があります。来店促進が目的であれば店舗の地図や住所、連絡先は必ず入れなくてはいけません。

チラシの目的、キャッチコピー、本文、写真(画像)、オファー、配布のタイミング…など多くの要素がからみ合って反響率へと繋がります。

併せてデザイン(レイアウト、配色、フォント、その他)も反響率を左右する要素です。

余計な情報をそぎ落とし、読み手に何を伝えたいかを念頭において構成を考えましょう。

チラシデザインについては、他の記事でもご紹介しておりますので、参考にしてみてください。

参考:
効果抜群!チラシの集客力・反響率を上げるフォントの使い方

不動産・化粧品・健康食品・通信教育、4つの業界に見るDMデザインの特徴