2016年7月25日

来店や購入に繋げるチラシ制作3つの改善ポイント

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来店、購入につなぐための改善ポイントとは

チラシは一度配って終わりではありません。チラシは繰り返し配布することで、効果を高めていくものです。

広告は繰り返し行うことで、認知率を高めて、効果を上げていくものです。そして、繰り返していく過程で、より期待値が高い方法を試行錯誤できます。

1~2回のチラシ配布で成果が得られる場合もありますが、稀なことと思ってください。

参考:
意外と知らない?チラシの効果を最大に高める3つのポイント

しかし、いざチラシの検証をするとなった場合、いったいどのようなポイントを改善したら良いのでしょうか?

そこで今回は、チラシのクリエイティブに関する改善(チェック)ポイントを3つご紹介したいと思います。

チラシの改善ポイント1.コピー

チラシを見た消費者は、一瞬で自分にとって必要か不要かを判断します。

そしてチラシを手にとって、まずいちばん最初に目を通すのがキャッチコピーです。そのため、キャッチコピーの良し悪しで反響率が左右されるといっても過言ではありません。

キャッチコピーが市場に受け入れられれば、本文の精読率が高くなります。精読率が高くなると、商品の成約率も上がり、売上に影響を与えます。

参考:
キャッチコピーが持つ3つのメリット

また重要なのは、キャッチコピーだけに限りません。

見出し、本文、商品説明(仕様説明)、ユーザーの声はもちろん、店舗型事業であれば場所の説明文も重要です。それら要所要所のコピーも、読み手の気持ちになって、改善していきましょう。

チラシはスペースが限られていますので、使用できる文字数も限られています。

そのため、シンプルにわかりやすくすることが基本です。

ここで1つ重要なのが、「基本読まれない」と思って文章を書くことです。

読み手にとって「売り込み」を感じさせるようなコピーはNGです。この商品は「凄い!」「素晴らしい!」だけでは、誰も読んでくれません。

また、読み手に「面倒だな…」「難しそう…」と思われれば、その先はまず読まれません。

参考:
販促に必要なトップコピー・ボディコピー・クロージングコピーとは

DMもチラシもコピーの原理は変わりません。

シンプルに伝えることを意識して、言い回しがくどくないか、削除できる文章はないかをチェックしましょう。

チラシの改善ポイント2.画像

消費者の印象を左右するのは、キャッチコピーだけではありません。メインビジュアルも同様です。

商品にもよりますが、商品のアップ画像を載せるだけでは商品の魅力は伝わりません。

商品のメリットや訴求ポイント、特徴を表現するには、必ずしも商品画像が適しているとは限らないからです。

例えばシャンプーの広告では、商品ではなく使用後のサラサラ感やしっとり感をイメージした髪の長い女性のビジュアルがメインになることが多いと思います。

これは、ターゲットの理想を具体化することで商品の訴求をしているからです。

しかし訴求ポイントは、商品によって違います。

例えば商品のコンパクトさを訴求したいのであれば、従来製品との大きさの比較画像がわかりやすいでしょう。

抽象的なイメージ画像を使っていないかどうか、商品のベネフィットやターゲットのユーザー像が表現されているかどうかを、今一度見直しましょう。

チラシの改善ポイント3.デザイン・レイアウト

消費者の興味を引くためには、キャッチコピーやメインビジュアルが大事ですが、その後の内容を即時に理解させるのはデザインやレイアウトの役割です。

例えば、チラシを手にとったとき、まず消費者の目に入るのはキャッチコピーやメインビジュアルです。続いて興味を持った消費者が読み進めるのは、商品説明や価格です。そして最終的に購入方法や問い合わせ先を探すでしょう。

このように、キャッチコピー〜問い合わせ先までの流れをスムーズに読ませるには、目の動線を意識したレイアウトが必要になります。

また「理解させる」「読ませる」ことを意識して、配色や文字の大きさ、フォント(種類)、字間、行間、余白などにも気をつけてください。

せっかく興味を持ってくれたのに、「必要な情報がどこにあるのかわからない」「読みづらい」「わかりづらい」と消費者に思わせてしまっては本末転倒です。

このようにならないためにも、第三者が見て「一瞬で何が伝わるか」「どこを読めばいいのか」を意識することが改善のポイントです。

また、情報(コンテンツ)が多すぎるのも考え物です。必要な情報と不要な情報の見極めをしましょう。

参考:
効果抜群!チラシの集客力・反響率を上げるフォントの使い方

チラシの改善ポイントまとめ

すぐに結果が出るチラシは殆どないと言っていいでしょう。

チラシは繰り返すことで、効果を上げていく広告物です。まずは知ってもらうことが大事なのです。人の記憶に残すだけでも効果はあったと言えます。

また、チラシは保存性があるため、すぐに効果がでなくても、例えば出稿して1年後などに反響があることもあります。

今回はクリエイティブについて言及しましたが、配布方法やタイミング、ターゲットなども、改善の対象になります。

様々な要素において余すことなくPDCAを繰り返し、効果を徐々に上げていきましょう。

参考:
折込チラシの反響率は?効果測定に必要な反響率の考え方
代表的なチラシ配布方法5つとメリット・デメリット
ターゲティングがチラシに与える影響と効果とは?