2016年6月7日

Eメールを開封率100%に導く件名のルール

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

メールDMは開封率が低い?

コストも安く、スピーディーに送れるEメールDM。しかし、開封率の低さがデメリットです。

参考:
EメールDMのメリット・デメリット

確かに、自分のメールボックスを見てみても、開封されないまま埋もれてしまうダイレクトメールやメールマガジンが山のようにあります。

あなたのメールボックスもそうではないですか?

しかし、そんな開かずのメールが多く存在する一方、届いてすぐに開封するメールもあります。その中には、個人宛の明らかに重要なメールもあれば、DM(ダイレクトメール)やメールマガジンの類もあります。

未開封のメールと開封済みのメール、何が大きく違うのでしょうか。メールに対する興味や思い入れもあるかもしれませんが、中でも大きな違いは「件名」です。

そこで今回は、どうしても開封したくなるメールの件名について、法則をご紹介していきたいと思います。

開封される件名の法則1.希少性・限定性

希少性・限定性をアピールします。

人には、希少性のあるモノを所有したり経験をすることで、優越感を感じたり、他人と差別化したいという欲求があります。

このように希少性・限定性により消費欲求が掻き立てられる現象を「スノッブ効果」といいます。

例)
「牛1頭からわずか1kgしか取れない希少部位」「日本未発売モデル」(希少性)
「先着5名様まで!」「九州エリア限定」(限定性)

確かに、このように謳われた商品を見ると、この機会を逃せば買えない、今買わないと損をしてしまうのではないか、という気になりますよね。

件名にも取り入れてみてください。ただし、嘘はいけません!

開封される件名の法則2.緊急性

興味を引く、気になる内容も「今は要らない」と判断されれば、時間が経つにつれて埋もれてしまいます。

そんな状況を防ぐには、緊急性をアピールしましょう。更に具体的な数字があれば効果的です。

例)
「キャンセルが出ました!急遽4個をご用意!」
「今夜9時まで!タイムセール開催中!」
「まだ間に合う!」
「今だけ半額」

またこれらの件名は、商材に興味はなくても「見てみよう」と思わせる効果があります。

特にタイムセールは店舗でもECサイトでもよく行う販促手法です。大々的にアピールしましょう。

開封される件名の法則3.意外性

定説を覆すような意外性のある件名だと、思わず開封してしまいますね。

例)
「英会話スクールには絶対通うな!」
「糖質制限ダイエットは逆効果?」

しかし、あまりにも現実からかけ離れていたり大げさだったりすると、却って評判を落としたりコンバージョンに繋がらなかったりと逆効果になります。

気をつけてくださいね。

開封される件名の法則4.ニュース性

ニュースサイトの見出しのような件名も人の興味を引きます。

例)
「衝撃!あの◯◯にはこんな秘密が…」
「あの◯◯も絶賛!脅威のアンチエイジング法とは?」
「待望の◯◯がついに登場!」

確かに思わず開封したくなりますね。

しかし、あまり大げさだと却って胡散臭い印象を抱かせるので、ほどほどにしましょう。

開封される件名の法則5.プレゼント・無料

自分にとって得かどうかは、最初に目にする情報で判断します。

郵送DMでいえばティーザーコピー、メールでいえば「件名」がそれにあたります。

当然、件名にプレゼントや無料という言葉がつくと開封率は高まります。

例)
「サンプルプレゼント!モニター大募集」
「抽選で◯◯が当たる!」
「参加者全員に無料プレゼント!」

ただし、開封後の内容も気をつけましょう。開封してがっかり…内容と違う…ということになれば信用を失う可能性もあります。

開封される件名の法則6.メリット

価格や効果、機能など、商品のメリットを強調し、開封へ導く方法です。

例)
「最大5,000円お得!春の特別キャンペーン」
「カロリー90%OFF」
「世界最軽量!」
「脚長効果抜群の美脚パンプス入荷!」

開封される件名の法則7.ベネフィット

商品やサービスを購入することで、欲求が満たされた時、悩みが解消された時のイメージを表現します。

例)
「たった3ヶ月で海外でも英語が通じた!」
「1ヶ月で水着姿に自信!」
「軽くて歩きやすい!」

開封される件名の法則8.「あなただけ」の特別感

読み手にとって特別感を感じさせる件名は開封率が高くなります。

例)
「◯◯様に特別にご案内」
「◯◯会員様限定」
「ご購入者限定」
「お得意様限定」

自分だけの特別感は、開封率を高めるだけでなく、商材やブランドに対する顧客ロイヤリティを高める効果もあります。

ロイヤルカスタマー、優良顧客向けにも良いでしょう。

開封される件名の法則9.新鮮な情報

ベタですが、新製品や情報の新鮮さも大事です。

例)
「速報!」
「新着!」
「新製品◯◯をリリース!」
「本日発売!」

これらの言葉はやはり、興味を引きます。

開封される件名の法則10.当事者性

ターゲットの悩みや不安に沿った件名です。「自分のことだ」と思った方であれば、開封してくれるでしょう。

例)
「ダイエットをしても体重が落ちないアナタへ」
「何度も挫折。そろそろ諦めようかと思っていました」

Eメールを開封率100%に導く件名のルールまとめ

今回ご紹介した法則は、単独ではなく組み合わせて使うとより効果を発揮します。

例)

「【会員様限定】今なら初月無料!女性に大人気のゴルフスクールが◯◯駅に開校」
「【カロリー90%OFF】食事を我慢したくないアナタへ」

他にも「◯◯の方法」や「◯◯のコツ」などのノウハウ系の件名も有効です。

多くのお客様にとって、EメールDMはゴミ箱行き、もしくは読まれずに埋もれてしまう存在です。

DMを不要と判断するには1秒もかかりません。

何にせよ一瞬で「自分にとってお得な情報である」と思わせるかが重要です。

商品特性やターゲットも念頭に置きながら、お客様の琴線に響く件名を考えてみましょう。