製本の種類とメリットとデメリット、料金の違い

製本の種類とメリットとデメリット、料金の違い

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製本の種類はどれくら?

パンフレットやマニュアルなどの冊子を作るとき、印刷とは別に製本という作業が必要になります。

製本にはいろんな種類があり、それぞれ料金も違いがあります。

そして週刊誌などの出版印刷、パンフレットなどの商業印刷、ともに製本方式には定番があります。

そこで今回は、製本の種類とメリット・デメリット、見積もりの違いについてご紹介したいと思います。

製本の種類1.上製本(ハードカバー)

製本は、大きく上製本と並製本の二つに分けることができますが、まずは上製本の説明をします。

上製本(じょうせいほん)とは、本の中身をしっかりと糸で綴じ、別仕立ての厚めの表紙でくるむ製本方法です。

いわゆるハードカバーと呼ばれているものです。

上製本はハードカバーと呼ばれる製本のことで、本の中身をしっかりと糸でとじ、別仕立ての厚めの表紙でくるむ製本方法を用います。

参考:
ページ物、ペラ物、主な紙形式印刷物7つの種類

表紙は中身(本文)よりひとまわり大きく作られています。

また、本体の仕立てによって、背の形が丸い「丸背」、角張った「角背」の2種類があります。

製本
(丸背)

上製本は、書籍や研究論文、アルバムなどに多く用いられています。

昔は、背表紙の部分を意図や針金を用いて綴る「糸かがり綴じ」がメインでしたが、現在は接着剤を使った「無線綴じ」を使うことが多くなっています。

上製本

上製本は、あらゆる製本方式の中で一番料金が高いです。また、注文から納期までの期間も長いため、スケジュールに余裕をもって発注しましょう。(当社の場合も最低1ヶ月はかかります。)

上製本(ハードカバー)のメリット

上製本の一番のメリットとは、なんといっても長期の保存にも耐えられる丈夫さです。

また高級感があるため、一般書籍の他、記念誌や写真集などによく用いられます。

上製本(ハードカバー)のデメリット

上製本のデメリットは、料金の高さです。本屋に並んでいる本を見ても、ハードカバーとソフトカバーでは値段が違いますよね。

先ほどもいいましが、納品に時間がかかります。制作には余裕を持って取り掛かりましょう。

製本の種類2.並製本

並製本(なみせいほん)とは、いわゆるソフトカバーと呼ばれる製本です。商業印刷で使用される冊子は殆どがこの種類です。

並製本はソフトカバーと呼ばれる製本のことで、中身と表紙に接着剤を使って、くるんで留める製本方法を用います。

参考:
ページ物、ペラ物、主な紙形式印刷物7つの種類

並製本でも接着剤を使わないものもあり、背の綴じ方によって「中綴じ」「無線綴じ」などに分類されます。

並製本のメリット・デメリットについては、綴じ方にもよって変わりますので後述の各綴じ方を参考にしてみてください。

製本の種類3.中綴じ製本

中綴じとは並製本の種類の一つで、見開いた状態の紙を重ねて真ん中の部分をホッチキスで綴じた冊子のことです。

中綴じ

中綴じのメリット

一番のメリットは、本のノド(真ん中の部分)を根本いっぱい開けられることです。そのためレイアウトの自由度が高いのが特徴です。見開きで写真をレイアウトする必要がある場合は、中綴じをおすすめします。

また見積もりも、後述する無線綴じに比べて安価です。

中綴じのデメリット

見開きの中心部分をホッチキスで閉じるため、ページ数の多い冊子には向いていません。当社でも8〜40ページまでしか対応しておりません。

また製本の都合上、4ページごとに増やさなければいけませんので、ページ構成にも注意が必要です。

製本の種類4.無線綴じ(くるみ綴じ)製本

無線綴じとは、冊子の背の部分を強力な糊(接着剤)で閉じる製本です。表紙で本分に巻きつけることから、くるみ製本とも呼ばれています。

並製本にも上製本にも使われます。

丁合いされた本文の背を削って接着面を作る切断無線綴じと、切り込み(スリット孔)を入れて糊を浸透させる網代(アジロ)綴じの2種類があります。

切断無線綴じ
(切断無線綴じ)

無線綴じは、書籍や文庫本、月刊誌などの出版物、学術論文やカタログ、マニュアルなどのページ数の多い冊子類に多く使われます。

無線綴じ

料金は中綴じより高めです。

無線綴じのメリット

なんといっても、ページ数の多い冊子に対応できることです。また、背表紙があるため、本棚に置いたときに整理しやすいのが良いですね。

また、中綴じと比べると高級感があり、しっかりした印象に仕上がります。

無線綴じのデメリット

中綴じのように、ノド(真ん中)の根本を開くことができないため、見開きに渡るデザインの場合、絵柄が見えなくなることがあります。

また、ページ数の少ない冊子には対応していません。

製本の種類5.リング製本

リング製本

原稿に穴を開けて、リングで留める種類の製本です。ノートやマニュアルによくある種類です。

テキストや教材、カレンダーや写真集などにも最適です。

部数の他、一冊当たりのページ数に応じて製本代が変わります。

リング製本のメリット

360度開閉が可能なため、見開きページを使ったレイアウトも簡単です。また、手をはなしても本が閉じにくいため、両手を使った作業をしながら見る、勉強しながら見る、といったことが簡単にできます。

また、2つに折りたたんで使えるため、狭いスペースでも見やすいのが特徴です。

リング製本のデメリット

見開きを意識したレイアウトは可能ですが、写真を使う場合はどうしてもリング部分で切断されてしまいます。

またページ数が多すぎると、捲りにくいことがあります。

製本の種類とメリットとデメリット まとめ

普段私たちが読んでいる小説や雑誌も、よく見てみると綴じ方に違いがあります。

普段本屋に立ち寄ったときに、製本方法にも気をつけて見てみるといいかもしれません。

冊子制作を依頼する際は、綴じ方や製本方式を知っていると、仕上がりのイメージがしやすくなるでしょう。

ご紹介したように、冊子にはページ数や用途、雰囲気などによって製本方式の向き不向きがありますし、見積もりも変わります。

また印刷会社の中には、製本まで自社で行う会社と、そうでない会社があります。また、一括で請け負っても外部に委託している会社もあります。

ワンストップで行える会社とそうでない会社だと、後者の場合、トラブルが起きたときに面倒なことになりますので、気をつけてください。

参考:
良い印刷会社の選び方とは?絶対に失敗しない5つのポイント

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